スポーツ漫画史上でも最高峰の試合である山王戦と現在の井上雄彦ドラマが夢のドッキング。
山王戦を完全再現しただけでそりゃドラマ的にもスポーツの展開的にも究極だし、新規のドラマパートが暗いとか重いとかって意見もあるみたいだけど「リアル」読者の自分からするとこれが普通。これが今の井上雄彦作品。
より台詞量も減らしながら渋い起承転結がついててドラマが更に研ぎ澄まされてる印象。
あと優れたシナリオというのは中学生のミッチーが初登場する時に「俺は三井!」みたいにダサい名乗りとかさせないんだなと思った。実に自然。