みさき

THE FIRST SLAM DUNKのみさきのレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.5
これを劇場で見られて本当に良かったなあと思う。というのも1週間前までの私はスラムダンクを見た事がない上に興味もなく、原作を知らないので映画も当然見るつもりがなかったから。でもあまりの評価の高さと周りのリピート率にこれは見るしかないのではとなり、1週間でアニメ全部とYouTubeで山王戦をざっくり履修して臨んだ。結果、スラムダンク歴1週間のドシロートとは思えないほど泣いた泣いた泣いた。アニメしか見ていないのであのテンションで映画も来ると思ってたからびっくり。それどころかナレーションや説明、余計なセリフさえも一切無し、お前ら当然原作知ってるよなという強気の姿勢で映画というよりバスケットボールの試合を見せられた。ものすごい映像体験だった。特にラストの臨場感緊張感は劇場全体が共有しており、私もう゛ぅ…今鼻すすったらダメっだ…っと正に息をのんでました。あと音ね、音楽はもちろん良いんだけど1つ1つの音がリアル。個人的にはユニフォームがめちゃめちゃ良かった。宮城のストーリーは置いておいても、余計な脚色無しで純粋に試合だけを映像化しただけであんだけおもしろいの本当にすごい。鬼滅とかブルーロックとか見てても主人公が頭の中で考えてることをひたすら喋ってるのがすごい苦手なんだけど、特にスポーツアニメってそうならざるを得ないよなあと最近思ってたので尚更すごい。すごいよ。これ原作ファンの人は鑑賞した後大丈夫なのかなってさすがに心配になっちゃった。みんな無事帰れてるのかしら。ちなみに私はマスクがしょっぱかったです。アニメしか見てないから初めこそ違和感あったけど作画がもう最高だしアニメーション作品としてほんとに素晴らしい。アニメに比べて大人しめな花道良かったし、宮城の顔好きすぎるんだよなあ、試合中の表情見るだけで泣ける。そもそもなんだけど花道はバスケ歴4ヶ月で漫画が終わってるって凄すぎない?普通は何年後とかやりたくなるじゃん、というかそうしないと話進まないじゃん普通。素人のまま終わるのにあの濃さ、天才の所業。その天才が監督を務めたんだからこれ以上のスラムダンク映像化は無いだろう。マジでもう1回見に行きそう。
みさき

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