映画&原作ネタバレ少々有
宮城目線と、原作ではほとんど触れない「家族」が出てくるという新鮮さもあって、だけど漫画の主人公桜木の良さも目立ちながら、ストーリーの中のそれぞれのキャラの心情や過去がしっかり詰まっててなんだろう、安心しました！原作その後の黒板漫画も印象的だったけど、色が付いて息が吹き込まれて…こういうの待ってたよ！というような気分です。映像については何も言うことはありません。最高。
アニメEDにはインターハイ組がチラッと出ていたけどまさか山王工業が観られるとは、と感激。ビジュアルはみんな坊主で、これまでの対戦相手とは違うんですよね。
なんやかんやあっての映画山王戦←なんやかんやじゃ終われない。
不良素人桜木の成長と、仲間思いの友人達、バッシュに穴があいたり汗でボールがすべるほどの努力。無限ダムダム睡眠ダムダム。一生かかっても敵わないのに流川に喰らいつく執念（晴子さんへの気持ち）
宮城飛び蹴り三井の歯。血まみれ乱闘騒ぎに折られたモップ。モップはてめぇが。
桜木、屈辱の退場祭りに立ちはだかる壁…選手兼監督、神奈川の絶対王者、ちっこい宇宙人、慌てないセンドー、そして大阪No. 1を従えるヤンチャな選手達。挑発、あわや乱闘、怪我。
そしてやっと…大学オールスターを一蹴した過去最強山王工業。前夜に試合ビデオを見た宮城達はまっしろしろ。技術だけじゃなく頭も良いから戦略を立て付けいる隙なんぞ与えない。震えが止まらないのは誰？
原作ファンなので思い入れも強くて、メンバー達の表情がスクリーンに出るたびに胸が高なっていました。
アメリカ行きを心に秘めていた流川。沢北の強さを知りなぜ笑ったか。
細かくすると三井のグレた理由からの赤木とのグータッチへの道のり。
ベンチを支えるメガネくんやヤスの活躍もなければここまで残ってないです。
赤木とのタッチで手を痛める桜木の小ネタも見逃さなくて良かった。
チラッと見えたのは海南大附属ですかね？神奈川で戦った猛者達の存在も間違いなく心強かったはず。
魚住映画デビューならず(T_T)
【クライマックス、堂本監督はなぜタイムアウトを取り止めたか】
原作の緊迫感と、漫画では止まってた部分がリアルなゲームみたいに動いて、深い所まで360度あらゆる角度で楽しめました。
欲を言えば切な過ぎる回想シーンもなかなか静のバランスがとれて良かったんですが、漫画の、あの…あのシーン見せて！というところもややありつつ。
でもこれもまた新しいスラムダンクで最高の一言に間違いはないです。たたみかけられたラストは原作ファン震えます（よね？）
体調がすぐれずなかなか劇場へ行けないので今期は配信のみだったんですが、無事に観に行けて本当に良かった😭色々な意味で思い入れが強い作品となりました。
おすすめキャラはおくすりやさんの子ですがでませんでした。
そのキャラと宮城に敬意を込めて。
スコア4.7（背番号）
