1990年連載開始ってことは僕は12歳だからジャンプで読んでました。
ジャンプは中学3年間しか読んでなかったし、スラムダンクについては初期設定くらいしか記憶にないレベルでこの映画を観ました。
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冒頭の一対一のバスケ対決(1on1?)からしてもう素晴らしかった。
あのシーンだけでも、こりゃアメリカのアカデミー賞長編アニメ映画賞の候補に上がるべき作品だ!と思える傑作!と確信。
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やっぱ絵のうまさ。。
漫画家の中でもトップレベルに絵の上手い井上雄彦さすがですね。
アニメになっても絵が死なない。
死なせなかった。
だから全員のキャラクターが観客に伝わって、一つの試合だけど多くのキャラの人生が見えてきた。
絵の力ですよ。
アニメーション技術の革新と、
アニメーターさんの血と汗と涙の結晶ですよ。ありがとうございます!!
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アバンタイトルがモノクロの線画なんですよね。
あれ素晴らしい。
漫画ですよ、と。
それが動く。
正面向かって歩いてくるってどれほどアニメーション難しいことでしょうか。
しかもちょっと扇形に進んでるから少しずつ斜めに向いていく。
歩き方だけでこのアニメがとんでもないハイレベルのものだってことがわかる。
「このレベルのもの観せてやるからな!」という意気込み。
そしてカラーになり映画スタート!
カッコイイ。。。。
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特に試合時での人間の体の重みが出てるのがすごかったですね。。
アニメってそんなことできちゃうの??と思った。
山王のディフェンスに息苦しくなったもん。
あの腕とか足とか全部に重みがあって、ほんとに邪魔に見えた。
なんてウザいの山王!と。
つまりホントに素晴らしいアニメーション。
アニー賞獲ってよ。お願いですから!
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ベンチのメガネ君とか名もなき彼ら(名前あったらごめんなさい)にさえも心を寄せて泣けてきてしまう。
メガネ君の物語だってあったはずだし、語られない彼らの一人一人の話もあるよね。
語られないけど脇役たちの人生が見えてくる、素晴らしい映画じゃんかよ。
ネタバレ無しで書けない!
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