あいす

THE FIRST SLAM DUNKのあいすのレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.5
良かった…(よかった)
ずっと見たくてようやく見に行けました!

今回の作品は公開前に声優全とっかえに加えて(初知りの時はさすがに衝撃だった)3Dなのも不安視されたり、色々言われてきたけど、公開後はそんな懸念を吹っ飛ばした稀有な例だったなと。
なので少し下火だった鑑賞欲を持ち直して見に行けたんですが…

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> 映画館で見て良かった <
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この一言に尽きます。
私はバスケはスラムダンクでしか知らないし、何なら用語やルールもまともに把握しちゃいないレベル。
一緒に見に行った友人はバスケ部出身なので、「ちゃんと試合を見せられた」ってすごく満足してました。
私も、湘北高校の特典が決まる度にサイレント拍手(??)する程には見入ってしまってました。
映画公開に際し、YouTubeやアマプラでアニメ一挙に見られましたけど、やっぱりあの頃のアニメ特有の引き伸ばしは目立ちますからね……。

デフォルメした絵柄でのギャグシーンはあまりなくて(クスリとくるさりげない描写はちりばめられてます)、バスケットの試合のカッコよさとか、これまで語られなかった宮城リョータのバックボーンを濃密に楽しめます。
”カッコいい””熱い”をガッツリ楽しめます。
なんか、皆『キャラクター』じゃなく等身大の『人間』として描写されてる印象が強め。

私はやっぱ桜木贔屓なので、アニメでは見られなかった彼の活躍をあの迫力ある映像で楽しめたのは本当に嬉しかったし、泣きました。
誇張ナシで泣きました。

最初は宮城以外のキャラにスポットが中々当たらないので、このまま空気だったら残念だなーって心配してたんですが、杞憂に終わりました。
それぞれに活躍の場が用意されてて、それぞれがまたアツいんですよね。
試合⇨回想⇨試合⇨回想って感じなので突然シーンがぶつ切りになる構成ですが、私には良い感じの緩急とカタルシス。
伏線はすごくわかりやすいので、「そのフラグやめろぉ!!!」って心の中で叫ぶこともしばしばでした。

アニメ版・原作を履修済みファンの個人的な残念ポイントとしては、
・彩子さんの姉御感が声の可愛さで少しトーンダウンしている。
・晴子ちゃんが桜木の回想の初登場時からショートボブなのが…ぐぬぅ…っ(私はロング派)
・やっぱりどうしてもあの時の声優で聞きたい…!って思っちゃう台詞がある。
という感じで、本当に”声”にまつわる所だけ。しかも好みの問題。

因みにミリシラでも作中ダイジェスト的に関係性が分かるシーンや、バスケへの気持ちが描かれるので、原作知らないとキツイ事もないと思います。
原作であんなに出ていたキャラも、どれだけ重要なキャラでもこの試合に関係のない人はとことんいない。
最低限で把握しやすい。

リョータの家庭環境や生い立ちが分かるので、リョータファンには特に嬉しい反面、陵南や海南に推しがいるとちょっと辛いかも?
けれど「スラムダンク」としてすごくいい試合を見られたので…是非!
あいす

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