メモ魔

THE FIRST SLAM DUNKのメモ魔のレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.1
映画を見るのはなんだかんだで2ヶ月ぶりくらいか。こうやって感想書くのがちょっと懐かしい。

原作を読んだのは、小学校の頃おじいちゃんが誕生日プレゼントに全巻買ってくれて読んだのが最初で最後。
超が付くほどの名言しか覚えてないくらいで見に行った。
[胸が躍る]って表現を色んな作品レビューで見るけど、これの意味を自分はこの映画で初めて知ることになった。
こう、なんて言うんだろ。嗚咽を我慢すると胸あたりがヒックってなるでしょ?
映画館でボロボロ涙流して嗚咽する訳にも行かないからめちゃくちゃ我慢してたんだけど、その時のあの胸がヒックヒックする感じ。
あれを皆んなは[胸が躍る]って形容してたんだな。

人生すでに20年以上だけど、そんな自分に新しい言葉と感情を教えてくれた名作。

まずslam dunk特有の真面目な試合中における小ボケが好きだった笑
心に余裕がある、もしくは絶対的に試合に勝つ自信がある。その心情がこの小ボケ(余裕)には現れてる気がして面白いしかっこいい。

試合後半はずっと涙でっぱなしだった。
特に宮城リョータが山王の2マークを抜くシーン。
BGMの[第ゼロ感]のサビと一緒にスタートの足を切り出すのがカッコ良すぎた。

あとはラストゴール。
流川が桜木花道にパスしてジャンプシュートを決めるシーン。
感動した。最後の1秒まで諦めずに全線へ走った桜木。1番初心者で1番勝利への渇望を持った選手だったって事がこのシーンからもわかる。最後の最後に基本に立ち返り、初めて[バスケットボール]をした桜木に脱帽。

一つ残念。というかこうして欲しかった部分を上げるとしたら最後、流川と桜木がブザービート決めた時目線だけ合わせてハイタッチするシーン。
漫画しか見てない自分はこのシーンみて数分感動してたから。今回の映画もハイタッチしたタイミングだけ原作漫画にして時間をスローにするとか、、、そんな感じで工夫が欲しかった。
自分の中ではあのハイタッチは体育館全体に響き渡るくらいでっかい音鳴ってるのよ。
今作はそのシーンがあまりにもあっけなかった、、

総評
4.1点
BGMと試合展開のマッチがとてつもない相乗効果を生んでる。
曲サビで感情を一気に持ってかれる感覚を久しぶりに感じた。
映画へ足を運ぶ際は是非10feetの第ゼロ感を聞いてからをお勧めする。
贔屓なしで、聞かないで行くより2.3倍は楽しめる
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