もろ

THE FIRST SLAM DUNKのもろのネタバレレビュー・内容・結末

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

やばかったです
マンガもアニメも見てない、サクラギハナミチとルカワ君とアンザイセンセイというキャラクターは知ってる、くらいの知識だったけど

もうこんなん好きになるしかないやん
最高やん

2時間あったんですか
割と始めの方から「終わらないでくれ〜」と思いながら見てた

井上雄彦が描きたかったことに技術が追いついたんかな
初めこそCGが気になったけど、そんなん関係なかったしあの動きはCGでしか無理なんだと思うでもやっぱ手描きのところが激アツだった

音楽がもうあああ〜
10-FEETの第ゼロ感はもちろん最高だったのだけど、挿入歌これだけやと思ってたからOPまさかのチバユウスケ...ここで心掴まれ

音楽が最強に心を揺さぶってくる
バッシュの音とかも全編音だけでも流しておきたいサントラだしてくれ
(と思ったら出てたやん...再販してくれ...)

どうしても映画館では周りのことを気にしてテンション上がってても無の表情になってしまうのだけれど、思わず息を飲み込んだり、笑ったり、こんなに感情を表に出してのめり込んで楽しんだのはもしかしたら初めてだったかもしれない
リョータの成長をはじめとしてキャラクターそれぞれの葛藤でなんやかんやずっとうるうる、心臓がぎゅーってなってた

あの無音の空間
誰もが息を止めて祈るあの瞬間

これは映画館で見るべき映画です
そして漫画読みます

あとやっぱ山王にも感情移入せざるを得ないわけです...はあ..ぴょん....

ちょっと語彙が追いつかないので
必ずもっかい見に行きます⛹️

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2023.04.27 2回目

冒頭のリョータの幼少期からオープニングまでめちゃめちゃ強く印象に残ってたから「え、こんな展開早かったっけ」となった

あのオープニングだけ繰り返し観たいくらい一気に引き込まれる
チバユウスケの食道がん、頼むから治ってくれ治れ治れ治れ

話の展開わかってるのになんで泣けるんかね、メンバーの背景を知ってから見るから余計に泣けるんか

リョータの葛藤に泣く、ヘロヘロ三井のカッコつけ具合も愛おしくて泣く、花道のアホさ加減に救われる

兄ちゃんに意地張りながらも、たまには甘えてだらーんてしたりする兄弟の関係性とか、妹に通訳つけてもらわないと会話できない母との距離感とか、描き方がうますぎる...

改めて考えるとリョータ真ん中の子でかなり嬉しくなった

私がこんなにこの映画を好きになれたのはロマンティック要素が描かれていなからだと気づいた
もちろんあやちゃんとリョータはそうやけど、信頼で成り立つ描き方が良かった

そして最強、山王
2回とも沢北のシーンボロ泣きだったんだよ
「必要な経験」とかもう、思い出すだけで泣ける...はあ...
深津と河田のクレバーな戦い方に惚れる

一瞬にしてざわめきが消えて秒針の音が一点に集中するあの瞬間の緊張感

ありきたりな言葉ではあるけれど「臨場感」がえぐいのでこれは映画館で見るべき映画
まじでロングラン上映に感謝
これを映画館で見ずして人生を終えるところだったセーフセーフ

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2023.05.02 3回目
映画館によってこんなに違うもんかと、初めて設備の差を感じた

初っ端から「あれ?音小さくない?」と思いながら進んでいって、最後の秒針の音が集まる感覚がなくてびっくりしてしまった

これ、もしも初回をこっちの映画館で見てたらここまで評価してなかったと思う

いろんな視点から何度でも見れる
3回目なんて展開ぜんぶわかってるのにな
なんなんやろこの映画
登場人物それぞれの視点で何度でも見れる

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2023.05.31 (4回目)
おそらくこれで映画館で見られるのは最後になるだろうなと見納めに行った。

ついに原作漫画を読んで。

やっぱり原作読むと解像度がえぐい。一つ一つの台詞に「そういうことだったんか」てなる
ゴリダンクとか、花道と流川のやりとりとか、日本一の争いとか、リョータと三井の喧嘩からの原作の道場破り()の流れとか、一瞬のあの色だけでわかる海南とか、書ききれんほどあふれでてくる

確かに聞こえた「左手は添えるだけ」

声優さん全く詳しくないのだけど、河田と深津の声が合いすぎてまじで天才なキャスティング。あの声だけでキャラクターの骨格を感じられる。

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2023.08.21 (5回目)
ついに劇場公開が終わってしまうのか〜
終了がお知らせされる映画ってそう無いよなと思う

あえて、5回目であえて言うなら、宮城カオルの顔がシーンによって全然違うこと、リョータが洞窟で号泣する顔が別人なとこ、が気に入らんのだよ〜いつもそこだけは目を逸らしてしまう

といいつつも結局今回もすっかり冷めたコーヒー握りしめて、ポップコーン大量に余らせて終わりました

みんなが何度も見続けてくれたから、割と遅めに見始めたのに5回も劇場で楽しめたよありがとうオタクたち

何回見ても違うとこで泣けてくるの何
今回の涙腺は三井だった
「みっちゃーん!」て旗持って立ち上がる徳男と同じ顔してボロ泣きした🦍

宮城も三井もどことなく自己肯定感が低くて、烏滸がましくも自己投影してしまう
(三井は自己肯定感爆高やけど、過去の自分と比べてるというか、ちゃんと自分に厳しいんよな)

ダブルドリブルした花道と流川が言い合いしてるのを後ろから冷静な目で見てる深津よ一番好きだよ

いろいろな裏設定や豆知識や情報が出回る時代だけど、そういう分析は円盤が出てからにする

昔のアニメの映像がいろんなとこで取り上げられるけれど、私にとってこの映画がTHE FIRST SLUM DUNKでよかったと心から思う

この作品を劇場で見たという事実はきっと一生の財産になるんだと思う

暗闇から聞こえるフィードバック音、くそかっこいいオープニングとチバユウスケ、息が詰まるあの静寂、時計の針の音

絶対忘れられないと思う

本当に本当に映画館で見れてよかった

三井を何度でも蘇らせるCD/LPの再販を心から希望しています

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2023.08.31 (6回目)
最終日走り抜けた
絶対に後悔するだろうから夜勤明けチケットとった正解

ちゃんと漫画もパンフレットもresourceも読んで、後悔ないように、存分に楽しめるように
しかもIMAX

初めて見た時は純粋に目を離せなくて
原作読んで「映画のままや、、やべえ」と背景も知れて最高に楽しい
漫画読んでからの映画は「キャラクターがそのまま動いてる、、、何これ」
BリーグとW杯を見て「スラムダンクで見たやつ」「あの動きは沢北」「実写やばい」となり
バスケの試合を見てからの映画は「え試合そのまますぎる」「赤木のスクリーン...」とか
どんどん解像度が上がっていく楽しすぎる体験だった

本当に何回見ても涙腺が刺激される
カオルはリョータとソータを言い間違えないように名前を呼ばなくなったんだろうな
アンナがいたから家族でいれたんだろうなとつくづく思う

沢北がずっとバスケのことだけ考えてきた→「お前だってそうだろ」
そいつは打てねえ!→「そんなタマじゃねえよな」

震えるくらい好きだ

リョータに当たったボール、花道が飛び込む前にへろへろの三井がちゃんと追いかけてるのも泣ける

客席の声援とかアンナが近所の子と仲良くしてる声とか本当にそこにいるみたいな音響IMAX最高

はあ〜もう語りきれん
まじでなんぼでもでてくる

なんか卒業式みたいな気持ちになってエンドロール終わってからもぐすぐす泣いた

それでも全く後悔は無いほどにのめりこんで楽しんだ
もろ

もろ