ここまできめ細やかに作られたものに文句を言ってしまうのは本当に本当に申し訳なく思うんだけど、でもやっぱり「CG感」というやつの粘り強さというか、消しても消しても消しきれないクセの強さというのを改めて感じる。こんなに丁寧に作ってもまだダメなのかという絶望。
コマ送りで見ると細かい表現をいろいろやっていて、静止画としては見事なルックなのに、アニメーションとして連続で見た時に動きのところどろこでCG感を敏感に感じ取ってしまって「モデリングされた物体をフレーム毎にレンダリングしたムービーデータ」としか見えなくなってしまうのが不思議でたまらない。そしてとても残酷。いや、自分の捉え方が悪いだけなのかもしれない。敏感すぎるだけなのかも。でもそう感じてしまうんだからどうしようもない… 自分もそんなノイズを無視して熱狂したかった……
ただ、全部が全部CGっぽくてダメという訳でもなくて、上手くいってるカットも時々ある。それどころか、これ全部手描きなんじゃないの…?と思う場面もある(もしかしたらシーンによってはフル手描きの箇所もあるのかも…メイキングが観たい)