ユウサク

パリ、テキサス 2K レストア版のユウサクのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭にクライテリオンのロゴ。マスターをそのまま借りたんだろうか。スタチャンで見たけど解像度が微妙な感じだったので2Kだからなのか一個前のマスターだからなのかはわからない。

どうでもいいなと感じる作品だった。映像に気を使ってるのはわかるけどいまいち琴線に触れない。ちょっとだけ無造作が過ぎるんだろうか。色も濃過ぎてなんか下品。この人の色彩感覚が合わない。
物語もまあそんなもんかくらいの都合の良さ。トラヴィスというキャラクターが本当に気持ち悪い。ジェーンとの歳の差が大き過ぎて設定からしても気持ち悪いし。マジックミラーを、ひいては女性が従事する性風俗のシステムを利用して一方的に「見る」シーンがエモにはならんよ。のちに逆転するとしても。無邪気な子ども絡めればある程度いい感じになるのは当たり前。むしろ”出し”にしてる感じがダサい。あとやっぱり音楽もうるさいかな……。映像か音かどっちかにしてほしい。
また『アンナの出会い』であんなに鋭い演技を披露したオーロール・クレマンがいわゆるただの「良い母親」を演じているのもなんか気に食わない。『地獄の黙示録』とかにも出てるの今更知った。今度公開の『メグレと若い女の死』にも出てるみたいで気になる。

3年前に『アメリカの友人』を見た時は面白いと思ったけど今見たら微妙かもと思えてきてしまった。
ユウサク

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