これだけ実話である事を押し出す映画が跋扈する昨今の中で徹底的に映画は虚構でしかない姿勢を貫くウェスの心意気と「役が分からなくても、それでも戻って物語を進めるのだ」というどストレートな体育会系ノリにグッときてしまった。ルノワール『黄金の馬車』やん。
あと宇宙人降臨の場面なんかも、全員でひとつのものを見上げるってのかなんか素敵。バカバカしいのだが愛おしさがある。映画を見ている我々の事でもあるような気がする。
劇中劇には出てこない劇中劇上で死んだ嫁を演じる女優との役との窓越しの会話の場面で泣いてしまった。
めちゃくちゃ良い。良すぎる。最高。