素晴らしい映画！私はとても大好き。
そのあと個人的な好みはさておき、これで監督は一つ完成したように感じるのは、ウェスアンダーソンと書く人、話が極まっている気がするからかも。巨匠っぽい感じ？ この次に何をするのか気になって、結局作家の話に戻るのかもしれない。さて間にフレンチ・ディスパッチを挟んでいるから余計「書く人」問題のように感じてしまう。個人主義から大衆へ、作家からテレビドラマへ。今回も核はゲイの（ここの要素もまた別の話を成しており通底する、みたいなのもある）の脚本家で、書く人だが、結局彼のドラマすらテレビドラマに包摂される。私が人数の拡大を一つ上の階段に捉えてしまうのは、なんか、好みの問題だけど。ちゃんとこういうところの話がちゃんとした人から聞きたい。ウェスの「書く人」への憧れか同業者意識かわからない固有のイメージについて。
