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硫黄島からの手紙のhamuchiのネタバレレビュー・内容・結末

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

何度か試聴していますがその度に何度も考えさせられる。
犬のシーン本当に許せない。ただ自分の承認欲求を満たすために偉いふりをしたいだけで本当になんの信念もなくて嫌悪。


射殺されてしまう投降兵が、米兵の持ってた母からの手紙は自分の母のと同じような内容だったと。
西中佐のように敵も同じ血の通った人間だと思える人は少なく、きっと同じ人間だなんて考えてしまったら戦えないんだろうなぁと思った。

時代が変わればその時信じられていた正義や価値観も変わる。
戦後80年近く経った今でも日本人の根本にある同調圧力はあまり変わってなく、集団自決さえあり得そうだなと思ってしまうこの頃。

凝り固まった偏見を持つことなく、ここぞという時には自分の意志を貫く力を持っていたいと感じた。
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