クリント・イーストウッド監督、アメリカ人も目から見た日本軍、硫黄島戦史
今や名実ともにハリウッド俳優の渡辺謙、でもその前に日本の映画俳優として、ひとこと述べさせていただきやす
自分は、前にどこかのレビューにも書いたと思うのですが、日本で認められる“一流”の男優さんの条件として『軍人と侍の姿がさまになること』が挙げられると前から思っているのです
そう、演じるだけでなく、“さまに”なっていることが条件です
三船敏郎しかり、役所広司しかり、岡田准一しかり、もちろん渡辺謙もです
つまり、軍人や侍の持つ、精神や魂がこちらに伝わってくるかだと思うのです
今回の渡辺謙は主人公の栗林忠道中将をが演じましたが、それと「ラストサムライ」(2003年)での勝元の役、どこか通じるものを感じてしまいます どちらもお見事
そういえば、「ラストサムライ」もアメリカ人の見た侍の形で描かれていましたっけ