いとうゆりあ

硫黄島からの手紙のいとうゆりあのレビュー・感想・評価

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)
4.0
公務員になってから色んな戦争映画見てきたけどまた見たいと思って鑑賞。
とりあえずサントラが美しい。トランペットのあの希望のような光が見えてきそうな音が凄い引き込まれる。ニノの演技すごい良かった。加瀬亮はもう仲間であり同志だったから最後あんなに泣いたんだろうな。
モノクロで色味があるのは血ぐらいだった。
それが戦争の酷さと兵士達の感情を表してると思った。色味のある楽しい思い出はなかったと思うし、周りが呆気なく死んでいってしまう儚さ。兵士達のすり減っていく生きたい気持ち、恐怖。
そして今の私たちは戦争に疎すぎる。
知ろうとする人が少ない。TVでも視聴率気にしないでやってほしい。
戦争対して深い考えじゃない人がたまたま見た時に考えるきっかけになればいいと思った。

私たちは、戦没者の愛や血や汗や涙の上の平和だということを忘れてはならない。