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余命10年のjackalのレビュー・感想・評価

余命10年(2022年製作の映画)
4.6
ストーリーの硬さは少し感じたが、藤井作品の絵の美しさ、キャストの芝居、全員素晴らしかった。音楽が少しだけうるさく聞こえてしまった。

小松の役を背負う姿はとても素晴らしかった、一年かけたと聞いたが、その時間のかけかたもよかったのだろう。

余命というリミットをもち、家族の話や、深刻な表現が多い小松菜奈に比べると、
和人役の坂口は、過去も描かれず、家族の存在も薄く、そもそもの台本の和人パートが浅い、少し損な役回り。
だが、坂口健太郎は、今回も本当に女優を輝かせていた。今の若手で、エゴの主張を控えて、ここまで相手役を輝かせる役をやらせたら右に出るものはいないと断言できる。
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