かな

余命10年のかなのネタバレレビュー・内容・結末

余命10年(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

脇役の演技が圧巻。
とても良い塩梅で、ストーリーに入ってきていかに家族が大切にまつりのことを育ててきたことが分かる場面が随所に。
とても空間演出の方が上手だな〜って思う。お花の植え替え(日々の暮らしにこそ大切なことがある)、器具の手入れから(観察力からくるマメさ)、料理のシーン(寄り添い)など家族像というものをシーンの小物たちで創り上げていた。
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そして「家族」とはについても、考えさせられる。
ヤクザと家族も時代の流れと変わっていく家族像であるがテイストは全く異なる。だがコードとして、根底には相手を想う優しさみたいなのが信念として監督の中にはある気がする。
相手を想っての決断みたいなものが随所に現れて、家族の物語の過程が紡がれている。
かな

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