けーすけ109

余命10年のけーすけ109のレビュー・感想・評価

余命10年(2022年製作の映画)
4.0
残された余命は10年
きっとそれが覆る事は無いだろう
"生きる意味って何だろう?"


臓器の大病を患ってしまった"まつり"
運動禁止、塩分控えめ
薬と酸素は常に携帯
長く持って10年の命と宣告される


まつりの地元の同級生であった"かずと"
親の会社を継げば絶対安泰と思われてた未来
それから逃げるように上京したが失敗
そんな絶望的状況の中同窓会が開かれる


まつりとかずとの描写は対比的で影写しだ
自分がどん底いると感じている時に
相手も絶望を感じていて
でもそれが誰に言える訳でもなくて
ただ胸の内に秘めてもがいている


張り詰めた糸が途切れた時
ただ逃げるような行為に走る
でもそれは許せないし許されない
常に戦い続ける事がせめてもの流儀だと思うから
けーすけ109

けーすけ109