まみ

余命10年のまみのレビュー・感想・評価

余命10年(2022年製作の映画)
4.0

ハンカチが涙でおもくなるほど泣きました。
この作品に出会えて良かった。

作品が終わった後しばらく放心。
病気を背負う本人の想い。
恋人、家族、友達、それぞれの立場からの主人公に対する想い。

全員が主人公といってもいいほど、
言葉がないシーンからもそれぞれ一人一人から
伝わってくるものがあって、
その伝わってきたものの大きさに
全エネルギーを使った感覚です。


自分の本当の気持ちを口にするのは、自分と向き合うことでもあるから
後半にお母さんに想いをぶつけるシーンで
その苦しさに心が締め付けられます。
彼女は本を書くのですが、その文におこすこともまた然り。

友人と心から楽しむ場面と薬と向き合う場面を
交互にうつしていることで
彼女の心の複雑な動きがよく感じられました。

また、彼女の自然を慈しむ姿に
私も毎日を大切に生きて
自然をたくさん見ようと思いました。

作中の
とりあえず目の前のことを頑張ろう
という様な言葉に勇気づけられました。
まみ

まみ