小坂流加さんの恋愛小説を映画化した実話。
原作未読。
見る前は10年あるなら何をするかと考えた。
見た後は10年しかないから何も出来ないと感じた。
恋愛×病気 って結構ありがちなテーマで
あまり期待はしてなかった。
泣くだろうとは思ってたけれど予定の5倍泣いた。
後半は嗚咽の押し殺しゲー。
「10年って長いのか短いのか」という言葉が本当にしっくりきてしまう。
きっと私は10年あったらその間に欲張りになってしまうだろう。
もっと子供の成長を見たい。反対に産まなければ良かったとすら思う気がする。
感じ方は違うだろうけれど1度そう思ったら涙が止まらなかった。
逆も然り。自分の子供が…と一瞬重ねてしまって辛くてたまらなかった。
松重豊さんの役柄が本当に良かった。
小松菜奈ちゃんが痩せてくのが凄い。背中を丸めた時に出る骨が病状の進行を感じさせた。
何年かぶりに映画館で恋愛ものを見たけれど見てよかったと思う作品でした。