泣ける泣けると話題になっていて案の定泣いた。10年という短いとも長いとも言える余命を前を向いて生きた女性の実話を元にした映画。
とにかくこの物語はリアルに感じることが多かった。病院のことは友人や恋人にさえなかなか簡単に話せる話題ではないと思うし、それが故の価値観のズレによる衝突だってあると思うし家族の中だってそれは同じ。
また物語に加えて映像と音楽も素晴らしかった。四季の移りを自然と見ている側に感じさせる美しい情景は特に印象に残った。小松菜奈と坂口健太郎の演技も素晴らしく、特に泣き方がとにかく切なかった。
結構個人的には恋人との物語というよりは家族との物語が心を大きく動かすものがあった。父母姉それぞれの茉莉との向き合い方が印象的だった。
藤井監督、次作も楽しみにしてます！
