anna

余命10年のannaのレビュー・感想・評価

余命10年(2022年製作の映画)
3.5
【余命10年って、長いんだか短いんだかどっちだよって感じだよね】


本当は未来が約束されている人なんて、誰ひとりとしていないのに、みんなが、明日が来ることを当たり前だと思ってる。
未来を語ることが当たり前に出来る。

でも、いつ死ぬか分からないからっていう曖昧なことではなく、自分が、必ず、10年以内に死ぬ。って分かった時、精一杯生きようって思えるだろうか。


余命10年って、
最後にやり残したこと全部やりきろう!!って思うには、長いし、
将来を楽しみにしっかり生きていきたい
って思うには、短い。


10年あったら何が出来るのかなあ。


とりあえず役者陣が演技力高すぎでした。全体的に。主演の小松菜奈、坂口健太郎をはじめとして、演技がリアル。姉の黒木華も、父も、母も。友達も。

好きだからこそ、そういう選択になったんだろうな。ちゃんと受け入れたのもすごい。


その選択は正解だったと思う。
というか、ひたすら自分と向き合って考えてもがいて苦しんで出した結論以外に本当は正解なんてないはずだと思う。
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