このレビューはネタバレを含みます
ものすごく、情景が美しかった。
桜が綺麗だったから、春に見るのがいいかもしれない。
病気して、余命が10年で、でも、急に亡くなることもあるっていうことって怖いし、当事者でなければ分からないことだと思う。でも、生きることに執着しないように恋をしないって言うことって、それだけ、生きたいと思わせる力があるんだと思ったし、すごく辛いことだと思った。
自殺を図ろうとしたところにずるいっていうシーン。本当のことはもっと後に分かるけど、それでも、まつりの優しさで気づかせて変えることができたことって、とてもすごいことだし、人との縁で変わることができるってとてもすごいことだと思う。
お互い、小説を書き始めようと思ったり、生きようと思ったり、切ないけど、同窓会で出会ったことで、変わることができたっていうのはすごく、人との縁で変わることたくさんあるんだなって思った。
まつりも、本当は生きたい、死にたくないって声に出して言えた時、すごく泣けた。