とても良かった！！
努力じゃどうしようも出来なくて諦めるしかなくて、目の前にたくさんの選択肢が、たくさんの幸せがあるのにつかめないなんて、どんな気持ちなんだろう。
正直セリフなども今までよく聞いたことあるようなのだし、本当にあった話って知らなかったので、感動系の今まで見てきたやつと同じかなーって思ってた。
しかし、今までの映画と全く違う作品だった！！
圧倒的なカメラワーク撮影の凄さ！！！
引きの絵とアップの使い方のセンスのよさ、
光の入り方、画面の縮小、ものと人の位置や対比、画面の切り取り方、急に変化する撮影角度！！！
もうどれをとっても天才的だった。
そっちにとても感動して、俳優や女優がより美しく見えたりして！
話も映像も全てが美しい作品ってなかなかない。
小松菜奈の表情がいつも悲しげで、それなのに空は何事もないように晴れが多かったのが印象的だった。
内容は本当に切なかった。
後悔のない人生を生きよう、あの時あーしておけばとか、我々はなんて自由で幸せものなんだ。
彼女らには後悔する選択をすることすらできない。決まった道しか行けない。
それなのに力強く、悲しみよりも勇気をいただいた作品だった。
こんなことはとても不謹慎かもしれないが、生まれ変わったら誰よりも幸せになって欲しいと願うばかりだ。
ありがとう。あなたが生きてきた証はたくさんの人に刻まれ、永遠に消えることはない。
余命10年。長いのか短いのか分からないって言っていたのが、とても胸にささった。
そして、改めて命の美しさと、桜の美しさに気付かされた作品でした📹
