赤鬼

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版の赤鬼のネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

日本が誇る神アニメ、と言う事で前情報も大して知らないくせにウキウキして観に行った新参者でも、これ以上ないくらいに楽しめる素晴らしいアニメだった。いや、一つの作品として独立したアニメーションだった。こうした劇場で限定公開される日本の昔のアニメ作品(AKIRAとか)を観ていると、今現在の世界のクリエイター達に物凄い影響を与えたんだなと言う感動と、それが今では見る影もないと言う悲しさが募る。構図とか展開とか、具体的に言うと水の立ち上がり方とか、めちゃくちゃハリウッドのSF作品等でパクられまくってるやり方を今この時代に劇場で知るなんて、浦島太郎じゃあるまいしと思いつつ、寂しさは否めない。
ずっと自分と言う存在の堅苦しさに悩んでいたのに、最後には誰にでもなれる存在と言うか、完全な自由を手に入れた様に私には見えたけど、誰でもなくなるから誰にでもなれる感覚って、他の作品で観ると開放感を感じるけど、この作品だと信用出来ない怖さがあって、その印象が強かった。
でも原作ファンの人からしたら、やっぱり漫画が1番面白いと言ってる感想を沢山目にしたので、日本人としては死ぬまでにチェックしなくちゃ。
赤鬼

赤鬼