紀子

ドーナツキングの紀子のレビュー・感想・評価

ドーナツキング(2020年製作の映画)
4.6
泣いた。
テッドおじさんの憎めないキャラクター。
たくさんの難民を救ったけどたぶん善意というより事業のため?彼は全てを失ったけど、彼が撒いた種はたくさんの結果を生んだという事実に感動した。
お世話になったドーナツチェーン店を駆逐していくあたり、「その競争原理でアメリカは豊かになったわけで」って罪悪感かんじてないところが気持ちいい。
ポルポト政権下、極貧の強制労働をサバイブしたリーさんも強くて美しい。料理おいしそう。
一年中、朝から晩まで働きづめで、自分は何もいい思いできない人生でも、子どもに高等教育を受けさせるっていう移民の親たちの姿に、うちの親の姿がかさなって涙がでてきた。
まあもちろん、子どもに労働を強いるのは良くないけれど。
紀子

紀子