スティーヴン豆腐

ドーナツキングのスティーヴン豆腐のレビュー・感想・評価

ドーナツキング(2020年製作の映画)
3.0
内戦から逃れて1975年に家族と共にアメリカへ渡り、後に "ドーナツ王" と呼ばれるようになった一人のカンボジア移民のドキュメンタリー。

アメリカ・カリフォルニア州に約5000店舗もあるというドーナツ屋のうち、実に90%がカンボジア系アメリカ人が経営しており、ルーツを辿れば総て本作の主人公 "ドーナツ王" ことテッド・ノイ氏に行き着くのだそう。

チェーン店での修行を経て自分の店を手に入れたテッドは、同胞たちを雇いドーナツ作りのノウハウを教えることで系列店を拡大。ピーク時には2000万ドルもの莫大な資産を手に入れたが、ギャンブルにのめり込んだ末に全てを失ってしまう。糖分よりギャンブルの依存性の方が怖いネッ😇

大手チェーンの進出にも屈しない強固な基盤をカリフォルニアに築いたレジェンドとして今なお尊敬されてまーす、みたいに締めてたけど、親族や身近な人達にばかり取材していたので身内贔屓に見えないこともない…

ひょっとして、日本に数多くあるネパール系インド・エスニック料理屋にも元締め的な人物が存在するのだろうか🤔