トゥーン

巨人の惑星のトゥーンのネタバレレビュー・内容・結末

巨人の惑星(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

狭い部屋の中で繰り広げられる会話劇。会話劇が嫌いだが、洗面所や突然の襲いなどで緩急もあり、なかなか面白い。
エンドロールに照明がいないことからも分かるように、陰影をつけたほうがよさそうなカットでも全体に光が届いてしまっている。さらに、演出とは思えないISO値を上げたことによるノイズが見られるのがマイナス。
狭い部屋なので、カット割りが限られてくるが、頑張って色々な構図を考えている。鏡を使って二人を映しているシーンがあるが、二人とも一回は鏡に映っているのを撮っているので、そのカットの意味がよく分からない。また、縄で縛られているカットが他のカットに比べて、物が少なく、違和感を覚えた。
あと、巨人について語る男の長回しで窓に録音の人が映っているように見えたがはたして。もし違っても、写っちゃった系に見えて、今度は怖い。
最後の巨人に関しては要らなかった。あれを映したことで、存在のうやむやさが無くなってしまった。ただVFXを使えることのアピールか!?
音に関しては整音もされていたし、音楽も良かった。
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