このレビューはネタバレを含みます
大友克洋の『童夢』から着想を得たってことで気になって鑑賞。
総じて超面白かった。冷たくて不気味で痛々しくて不安な気持ちが押し寄せる、目が離せない映画。
子供(というかベン)の残虐さがヤバい。超能力持たせたらダメな奴ナンバーワン🐱
ベンの能力が格段に強くなったのってアナと会ったから?使い方を覚えたから?どっちにしてもこの出会いが起因よな。
アイシャ悲しすぎる、でも必要な演出なのもわかる…。
アナの絶対強者感良すぎる。自閉症ってキャラ付けも見事。
イーダっていう普通の子供視点になってることで、何が起こってるかわからない自分だけ何も出来ないっていう不安と怖さに共感できるのも良い。
クライマックスとか、まんま童夢。周りで無邪気に遊ぶ子供とか家族連れっていう日常を映しつつ、超能力者同士の遠隔対戦。派手なことが起こるわけではないけど、犬が吠えたり赤ちゃんが泣いたり、感じ取れる子供たちは団地のあちこちから2人を見ていて、目に見えない何かは確実に起こっている。そして、静かに決着。めっちゃ良い。
団地っていうのがまたいいよね。そこは童夢と一緒にしてくれてよかった。
童夢読み直そっと。