てぃだ

海炭市叙景のてぃだのレビュー・感想・評価

海炭市叙景(2010年製作の映画)
3.3
函館3部作。
これにて終了。

函館の寒さとか
生活感とか
そういうの滲み出ていて
住んでる人たちは大変
嬉しいんではないかなと思う


が相変わらず暗い世界笑
こんなに暗くて2時間30分
まじかーと思う。

村上春樹と同年代で
不遇の作家と言われた(らしい)
佐藤泰志
彼の作品は映像作家の心を
やたら揺さぶり
想像力や創作意欲を
燃え上がらせるらしく
ここ最近本当に映画化が多い。
そしてその先駆けが本作。

いつか読んでみたいと思いつつ
何処と無く躊躇しちゃうとこは
やっぱりある。

ジャ・ジャンクーの
「長江エレジー」に似た群像劇

別に「人生は素晴らしい」
なんて台詞はいらないけど
もう少しポジティブなキャラが
せめて一人ぐらいはほしいなと
思ったり

あの猫ばあさんが唯一
太々しくも
泥臭く生きよう感がたくましい
かもね
てぃだ

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