ヨ

海炭市叙景のヨのレビュー・感想・評価

海炭市叙景(2010年製作の映画)
3.6
原作者である佐藤泰志さんの作品を、映画で三つ鑑賞して、一番この映画が淡々と過ぎる日常を抉り出して映していると僕は思う。竹原ピストルの表情に心打たれて、初っ端から涙腺を揺らされた。鬱々と湿った一日を生きるサマが身近に感じる。生きるって楽じゃない。平然と過ぎる毎日に、俺は今日も一日生きたぜって言ってやった。非常に悲しく重い映画でキツい。誰かの苦しい生活の横で他の誰かも苦しい生活してんだなって

オーバーフェンスを見て普通だと感じた感覚は間違いじゃなかったとこの映画を見て思いました…。映画ってその時の心情によって見方が変化するから面白いなとしみじみ。
ヨ