Junpei

ロスト・ボディ ~消失~のJunpeiのネタバレレビュー・内容・結末

ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

シッチェス映画祭で鑑賞。まるで『メメント』×『ファイトクラブ』(さらにもっと言うとコロンボの『パイルD3の壁』)。全てが繋がる瞬間の爽快感は強く、後々になって散りばめられた伏線に気付くのも、こういった作品の醍醐味かもしれない。本作は「想像力の哲学」を描いていたのも興味深い。人間が想像するものが自身が必ず何処かで見たものであり、主人公もまた然り。だからこそ彼女は講演会にいた人と瓜二つだった。脳内、想像上の友人、多重人格等このような表現(自分にしか見えてない自分の中だけの人物)は多いが、これは想像上の人物である以上必ず自身が何処かで見た事のある人なのだ。その他の描写も良い意味で不快感のある描写が多かった。劇伴もサスペンス作品っぽさ満載で良かった。
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