しょたーん

ナイトブックのしょたーんのレビュー・感想・評価

ナイトブック(2021年製作の映画)
3.0
怖い話を書くのが趣味の男の子が魔女に攫われ、毎晩一つ怖い話を披露する事を命じられる。もう1人の囚われの女の子と協力して魔女の屋敷から脱出を図る。。。

スケアリーストーリーズみたいに一本の映画の中になんとかオムニバス形式でホラーを入れ込む感じかな?と思いきや、徐々に物語の焦点は脱出の方へ。脱出パートはなかなかいいじゃない。
ちなみに毎回怖い話を語り始めるときに赤い背景にホラーのタイトルが出てくるんだけど、なんかそのシーンだけポップで笑けてきます。

書庫にある膨大な蔵書の中に、過去に囚われていた子供の日記らしきものを発見。その日記を参照しながら眠り薬を作って屋敷からの脱出を遂げる。

た、思いきや外もまだ魔女の屋敷の一部だった二段構えの絶望!そこからはオリジナルの魔女が腹をすかして追いかけてくる!このオリジナル魔女の造形が気持ち悪い。。。
劇中でお菓子の家が登場して、女の子が夢中で貪り始めるんだけど、どう見ても一番不味そうなお菓子を食べてて、感性って人それぞれだなって思いました。
結果、主人公2人と猫は魔女の屋敷を脱出できるものの、過去に逃げようとしてフィギュアになってしまっていた子供はそのまま屋敷のままに。。。ハッピーエンドが嫌いな魔女の思惑通り胸にしこりのある終わり方でした。

ありがとうございました