子供の取り違えと遺骨の発掘は一見別の話かと思いきや、中盤でその物語が重なっている事が分かる。
誕生と死の繰り返しというか、言語化するのがとても難しいが、古い歴史を遡り昔から今までの生命の繋がりを示唆しているような。
物語は複雑だけれど、人間は誕生と死を繰り返し、様々な事がありつつも、これからも永遠と繰り返していくというのが伝わる。
後、やっぱりペドロ・アルモドバルの作品は色のコントラストが綺麗でとにかく美しい。
複雑な親子関係を軸にしている作品が多いが、今回もとても複雑。でも凄くいい映画だった。
