死刑にいたる病のぽん太軍曹のレビュー・感想・評価

面白かった。終盤まできちんと緊張感が持続していたし、中だるみもなく長さも丁度良かった。

PG12という事だったけど、殺人・拷問のシーンは結構エグかった。

ただこの映画の怖さの本質は直接的な表現ではなく、じわじわと侵食してくる阿部サダヲ演じる榛村大和という毒なのだろう。

本人達はその毒に侵食されていると気付かない怖さ。

留置所の面会室にある真ん中のアクリル？ガラス？にお互いの顔が映るのだが、それがぴったりと重なったり、離れたりと、細かい所まで演出されていて、本当に見応えのある映画でした。