大量殺人鬼を演じる阿部サダヲの演技、最高でした。
笑顔な素敵な人ほど、真顔がこわい。
阿部サダヲをスクリーン越しで観ているだけで、目の下のダルダルに吸い込まれそうな気分でした。
声の聴き心地よさも相まって、不気味さを醸し出していた。
関係ないけど、服の着こなしが最高だったので、ぜひ参考にしたい。フレンチヴィンテージかな？
最近、同監督の『彼女がその名を知らない鳥たち』を鑑賞したばかりだが、あの作品での阿部サダヲは、度が過ぎるほど真っ直ぐな純愛を演じていたのに対し、本作では変態的な偏愛。
相手のことをしっかり知ったうえで手にかける、っていう殺人心理、どこかで観たなーと思ってたけど、『ホステル』だね。
実際、スプラッター映画顔負けのグロ描写多めだから、見る前に覚悟を決めた方がいい。
目の潰され方とか、完全に同監督の『孤狼の血LEVEL2』と同じで笑った。
