「襲われる娘が皆カワイイ」
原作未読です。
白石和彌らしくエロもグロも効果的に見せてるし、もったいづけるし、ユーモアないし、ラストのクライマックスは雑な流れだしｗ
彼は過程を楽しむタイプの監督だからしかたないと思うしかない。
阿部サダヲは本当に何人かヤっちゃってそうな雰囲気があるのでドンピシャですな。
しかも白目がなく大きな黒目でジッと画面越しにこちらを見つめてくるのでジワジワくるけど、時に優しく時にハツラツと語りかけてくるので、なぜかこちらのガードが下がる。
そして岡田健史のボソボソと滑舌悪く喋るのが非常にイライラし加えてコンプレックスでひねた性格な役所。
正直この主人公はヒロイン共々好感持てない。
そう感じているなら原作者や監督は「してやったり」なんだろうな。
そしてこの映画の真骨頂は面会所のシーン。
あのアクリル板の反射像だけで見せたり重ねたりと良い緊張感を作ってる。
肝心のストーリーは、どこかで見たことあるようなタイプで新鮮さはありませんので白石和彌演出を楽しむ映画かな。
追伸
それほど大きくない街で容疑者の行動範囲内で狩りとられていたと考えたら、さすがに日常会話レベルでこの街のヤバさが浸透していてもおかしくないのにな・・・・
