このレビューはネタバレを含みます
白石和彌監督好きだなぁ。
絶対やったら外さない演出を、ダサいとかショボいとか思わせずに100%決めてくるところが最高。そこから派生させた演出で飽きさせない。単純でベタに見えるけども自然に観れてしまうところに、いろんな考えが詰まってるんだろうな。ってとこに惹かれる。
面会のシーン(特に大和がガラスに指当ててまさやも指を伸ばすシーンの、触れてしまうのかどうかのドキドキ)と、小屋と家の佇まいと、爪を捨ててる後ろに彼岸花が咲いてたり、錆びたハンドルの堰を開けるシーンが好きだった。
原作読んでないけど脚本的には、目の前に落とし穴が掘られててそこは明らかにこちらから落ちてみるけど、さらに穴がありそうと思って探してて、これは穴か?いやそっちか?ってあらゆる点を怪しがってたら上と後ろからパイ投げられるみたいなオトシ方。すき。