くまもん

死刑にいたる病のくまもんのレビュー・感想・評価

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
3.6
なんやかんやで毎日のようになにかしらの予定があり、落ち着かない。
昼から沢山歩いて飲み歩いたり、舞台を見に行ったり、家でダラダラ好きなエンタメの話をしながら飲んだり、持つべきものはフリーランスの友人である!

暗い映画は精神が明るい時でないと見れないので、今日はこれを。

阿部サダヲって本当すごいなあ。
黒目が真っ黒だから殺人鬼合いますね。
あと子役の回想シーンで、がんちゃん役の子どもがあまりにもガリガリ過ぎて役作り!?それとも元々そういう子を選んだの!?ってビックリした。

家庭環境が犯罪者に対して影響を及ぼすのはもちろんのことだけど、主人公がどんどんと犯人に傾倒し染まっていくところが面白かった。
連続殺人犯のマインドコントロールというのは現実にも存在しているし、わたしはその手の事件のwikiを夜中にひっそり読むのが好きなのだが、読めば読むほどそんなうまいこといくんか?という気持ちになってしまう。
ただ、これは宗教勧誘等と同じくで、自己肯定感の低さ、現状がうまくいっていない歯痒さ、孤独などに漬け込んでいるので、自己肯定感が比較的高い自分では皆目見当もつかないだけなんだろう。

爪への執着が不思議で、主人公の彼女は爪ありきで採用されたのか?と思ってしまった。
爪を剥がすシーンがやたら生々しく、ひぃー!ってなりながら見た。
(拷問って色々あるけど、爪剥がすのって本当怖いよね。って思春期にひぐらし見てから思ってる)
くまもん

くまもん