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死刑にいたる病のteaのネタバレレビュー・内容・結末

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

根津さんの右手首を見て、右ふくらはぎに指突っ込まれてるのを見て、もう助からないのに逃げようと木に手をかけてるのを見て、
ああ、現実なんだなこれはと思った。

残酷、絶望、痛み、苦しみ、死、叫び
どの言葉も軽く聞こえてしまうなと思う。

今まで殺されていった人たちの事をない頭で少しは考える。


こういう人間は必ずいるんだと思う。
マイノリティを、多様化を考えるのであれば、ここも考えなくてはいけないのでは?と思う。
でも、こういう人達を産み出すのは親であったり、近しい大人であったり、社会だろう。
僕らだろう。
先天的な問題もあるのかもしれないけど。

阿部サダヲって名前通りの怪物だなぁと思う。なんか超えてくる。
被害者と仲良くなってから殺すのを説明するシーンが本当に良かった。
本当に「あ、実は隠された理由があって、いいやつなんじゃね?」と物語の流れ自体を錯覚させられた。
きっと、脚本や、演出、撮り方などが重なり合っているのだろうが、驚いた。
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