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人と仕事のACoのレビュー・感想・評価

人と仕事(2021年製作の映画)
5.0
"コロナ禍だから"だけではなく、
生きている人全てに問われるテーマなのかも。
全ての人には生活、役割、仕事があって。
劇中印象的なフレーズがいくつかある。
決して、ポジティブな姿やネガティブに
見せようとするのではなく、インタビュー対象者にありのままなお話が興味深かった。
その中でも必要だから生まれたはずの職業なのに不要と選ばれる仕事ができてきて。
しかし、その関係性を分断と呼んでいたが
それは今もコロナ前も変わらないと。
ただコロナが蔓延し、それが浮き彫りになってしまっただけだと。
仕事だけではなく生きていく事の大切さを改めて考えさせられる作品だった。
劇中、未成年の方のインタビューがある。
彼、彼女らの社会に出る事、これからの立ち振る舞いに対する強い覚悟や、希望を感じて
背筋を正す気持ちになった。
自分たちもエッセンシャルワーカーであるインタビューアーの有村さん、志尊さんの
言葉を選びながらの寄り添う姿勢がとても印象的です。
お2人の対談もあるが、2人の考えもそれぞれでお仕事の向き合い方、以前と今の考えも
印象的です。
今だから見て欲しいし、この先も見て欲しい作品。これから社会に出る方に見て欲しい。回を重ねる事に考える事を心に響く部分が変わって見えてくると思う。
正解がないからこそ考える永遠のテーマなのかもしれない。
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