知らない作品だったが、長崎県の軍艦島が深く関わってるようだったので観てみた。
母を亡くし、荒れる息子、酒に溺れる夫・・・
ありがちな再生の物語だ。
主人公の海星がまとう雰囲気が魅力的で、ただの喧嘩が強いだけのヤンキーって感じでもない。
どこか繊細な好青年な横顔も覗かせる。
絵を描くのもそんな印象の一つだ。
そこがありがちの再生物語にアクセントをつけている。
なので、ザ・ヤンキー映画みたいな展開になった時は、せっかくに人間ドラマがちょっと安っぽくなっちゃったなぁ～～と残念に思うとこもあったが、なんだかんだで終盤に向けてそこも吸収してイイんだよなぁ。
バトル、嫌いじゃないし。
そして何より、要所要所で軍艦島が作品を支えてる。
軍艦島には実際に行ったことがあるので、観光用のあの柵の向こう側でロケをし、実際に海星が走り回ってる姿がすごく尊かった。
玄海らのドラマがあったことで、軍艦島に確かにあった生活というのを感じられた。
爽やかな再生物語だ。
あのロケ地（ラーメン屋）、訪れてみたくなったな。
軍艦島も再訪した。
