ミステリー以上に、重いテーマを描く人間ドラマでした。
主要3人の人物がそれぞれ、悲しい過去や逃れなれない境遇を抱えていて、苦しかった…そして予想外のラストに思わず「えっ」と小さく声を出してしまいました
妻夫木聡さん
誠実で爽やかな弁護士。でもその中から時々顔をみせるダークな部分にゾクゾクしました。
シーンには描かれてなくとも、きっと差別とか辛い過去を感情を抑えることで、乗り越えてきてのでは…と感じました。
「ある男」の調査をすることで抑えてきた感情が動き出して、本来の自分に戻っていったのかなと個人的には思いました。
安藤サクラさん
聡明な女性を本当に自然な演技で表現していて、素晴らしいなと思いました。
里枝さん、優しくて、心の芯の強さを感じる素敵な女性。本当に幸せになって欲しいなって思いました。
窪田正孝さん
今回も素晴らしい演技でした。
血だらけのシーンは夢に出てきそうなくらい怖かったです笑
逃れられない過去を戸籍を交換することによって、過去を塗り替え生きていく。
本当に、そうするしか生きてこれなかったんだろうな…辛かった…
でも、その中で里枝と出会い家族を持ち、過ごした時間はかけがえのないもので、本当に幸せだっただろうし、良かったなと思いました。ほんとはそれがずっと続いて欲しかったけど…
重い話だったけど、思っていた通り、俳優さん皆さん素晴らしい演技をされていてすごく惹きつけられた作品でした。
