ある男のTakumiMuraiのレビュー・感想・評価

面白かった。
鑑賞後に少しだけ考察サイトにも目を通した。
戸籍交換を行い、自分ではない誰かになって生きる人のお話。
ラストシーンで出てくる絵画『複製人間』はまさにその象徴で、さまざまなレッテルやコンプレックスを抱いた人たちが自らを捨て、第二の人生を歩もうとする。
演出などが若干ホラー寄りになっているため、暗い話かと思ったが、暗い要素もありつつ、救いというか希望を含んだ話にもなっている。（城戸のラストシーンは別々。）