「こうやって分かってみると、あの人が誰だったのかはどうでも良かったのかもしれません。あの人と出会って一緒に過ごしたことは紛れもない事実ですから。」安藤サクラの最後のセリフがとても印象的。その人の過去全てを知る必要なんてないよな。
Xの身元を調べるうちに自己を投影してしまった在日3世役の妻夫木くんの葛藤も良かった。最後のオチも面白い。人間誰しも「わたしはだれだ」って少なからず感じる部分はあるのかも。あの絵画も印象的。
ストーリーは思ってたほど響かなかったけど、演技派の俳優さんばかりで引き込まれた。今気になってる河合優実さんがチョイ役で出ててオッてなった。あと、日本映画に柄本明ありって感じ。