ある男のironのネタバレレビュー・内容・結末

とても面白かった。

山で事故死した谷口の正体を暴くまでを夢中でみた。

印象に残ったのは、
・最初と最後の絵画を見る城戸。三重に自己を騙る…誰もが脛に傷を持ち、変わりたいという願望を持つ。
解らなくない。

・ユウトくんの悲しみは無くなった、今は寂しいという気持ち。父を亡くし一年の心境の変化を巧みに表現してくれている。そして寂しさは悲しみを少し思い出させてくれると感じるよユウト。
彼は成長もする。いつか妹に説明すると約束した場面がカッコいいよ。

・あと獄中の人。なんでも見抜いていてどこまでも自由。狂気を感じる演技に圧倒される。

・谷口兄、城戸嫁父親。自然に評価、差別する居るだけで面倒くせぇ感じが素晴らしい。

よく分からなかったのは最後、城戸が谷口の人生を騙るのは何故？
本当に別人になった訳じゃないよね。あんな安定した生活を捨てるはずないし。
彼なりの遊びなのだろうか。