安藤さくらを筆頭に出演者全員の演技は目を見張るものがあった。
ストーリーもよく考えられていて、ある男の正体は何なのか、最後まで目が離せない作品となっている。
しかし、物語が盛り上がるシーンがなかっ…
ミステリー感覚で途中まで見ていて今何追っているんだ状態になっていたが、全体を通して面白かった。最初の谷口兄の振り切った嫌な感じのおかげでこの家の人間に生まれてキツかった仲野太賀の心情が理解しやすかっ…
>>続きを読む妻夫木さんが柄本さんに追い詰められていって、最終的に自分が「ある男」になりすまして話をし始めたところが怖かった。
自分が誰であるかなんて、その場その場での責務を果たしていれば気にすることではないのか…
人に対してのレッテルや差別に関してどう考えるか。人は印象で相手との距離を考える。
それは身を守る生存本能的なものじゃないかと。
でもプロボクサーみたいに犯罪者ではなかったという話もある。世の中の「…
ある男とは何者なのかという所に好奇心を揺さぶられてほとんどの人が鑑賞すると思うけれど、実際その男は犯罪者でもなく、罪を犯した訳でもない人で、その私たちの想像とのギャップを現実と当てはめてみると自分た…
>>続きを読む陰謀論、差別・偏見、憎悪。をテーマにした社会派映画。
かと思ったら、名前、国籍、親、家族といった「選択することのできない現実」を必死に選択しようと抗った人々を描いた作品だった。
死刑囚そっくりに…
「ある男」製作委員会