全体的に重苦しい雰囲気が続くミステリー作品となっている。 安藤と妻夫木の演技がさすがという感じだった。 また柄本明と妻夫木の対面対決シーンはかなり度肝を抜かれた。なんとなく『羊たちの沈黙』のアンソニーホプキンスとジョディフォスターの対決を思い出した。人物を捉えるカメラワークに工夫がありサスペンス度を上げている。また音楽もシンプルであるが重厚さを増幅させる役割を担っていて良かったと思う。ラストは本作品のメインストーリーとは関係ない部分でびっくりさせられる(ストリートは繋がりはないがテーマとなっている部分は リンクしている) なかなか良質な作品だったと思う。
