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パーフェクト・ノーマル・ファミリーのmorningのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

多様性を認め合う時代の訪れ。マイノリティがありのままでいられること、傷つかないで生きていけることはもちろん大切なことだけれど、一方で、「簡単には受け止められない苦しさ」や「それゆえの自己嫌悪」も存在している。
島のビーチを訪れたあと、エマが泣きながらホテルの部屋で荷物を詰めているシーン、かわいそうで涙ぐんでしまった。(女性になったパパの奔放さは魅力的だけど、あれよあれよと見知らぬ家族をディナーに誘ったりして、ちょっといただけなかった、私は内向的な人間なので)頭ではわかってる、でも感情とちぐはぐになってどうにもできない。
お姉ちゃんとの姉妹愛にも泣けました。文句言ったり不機嫌な態度を取ったりしてても、つよい信頼関係でつながっていて。
理解も知恵もあり、ずっと毅然とした様子のお姉ちゃんが最後にわっと感情を出したときに、お姉ちゃんもしんどかったよね、というきもちに。
少女たち、ほんとうによくがんばりました。
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