わるた

香川1区のわるたのレビュー・感想・評価

香川1区(2021年製作の映画)
4.7
小川氏とその周辺のみを追った前作に比べ、
対立陣営の登場人物が増えた分
より面白さが増した。
選挙で余裕がなくなるのは
どこも同じで切実だった。

映画を見ている側は、
この選挙の結末を知っていて、
おおむねハッピーエンドが約束されている安心感はあった。
前作の空気に比べて、明らかに現地の風が変わったのは嬉しかった。
(代表就任は、パンフにも解説があるけど時期尚早であろう)

うやむやにできない、きちんと向き合いたい姿勢。
誠実さが故の面倒くささ。
大ウソつきだと思ったら、この人本気だった。
あれはさあ。応援したくなりますよ。
手弁当で駆け付けますよ。
清廉なものに触れてこちらまで浄化されそう。

小川氏のあの貴重なイノセントさを守りたいなあ、という気持ちと、
政調会長となって、いつまでも従来のままでは
いられまいという不安が半々。
投票には欠かさず行きつつ、見守っていきたい。
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