香川1区の作品情報・感想・評価

「香川1区」に投稿された感想・評価

京都シネマで見てきました。小さな映画館ですが年配の方々中心に9割くらい埋まってました。前作の評判が続いてるんだなと感じました。鑑賞後に大島新監督の舞台挨拶もありました。

今回は前作の『小川さんの映画』というのとはちょっと違って、小川さんを取り巻く環境とその環境下で行われた選挙の映画という感じがしました。
企業を中心とした既得権益をもつ平井陣営に対して、個々の力が集まったという感じの小川陣営、とても対照的で同じ国会議員でこんなことになっているのかと思いました。
小川さんはやはり愛されていますね。日本全国から応援に駆けつけた支援者さんや、沿道で声をかけてくれる高校生。こんな熱量のある選挙戦、大変だけど楽しそうだな羨ましいななんて思ってしまいました。

結果は皆さんご存知の通りですが、当選後の娘さんのコメントが良くて泣けてしまいました。
『今まで負け続けてきて正直者が馬鹿を見ると思ってきたがそうじゃなかった』

という感じで全体的に素晴らしい映画でありましたが、欲を言えばドキュメンタリー映画としてもっと平井陣営に迫ってほしかったですかね。大島監督の今後は別のテーマかと思いますが個人的に小川さんは引き続きウォッチしていきたいです。
KeiRalph

KeiRalphの感想・評価

4.2
前作「なぜ君は総理大臣になれないのか」を前回の衆院選前にNetflixで視聴して、俄然香川1区に(選挙区外なので)野次馬根性を増幅させ、果たして主人公である小川淳也氏が悲願の選挙区で当選という結果を受けたうえでの、当の選挙戦を振り返る今作。当然この時系列を踏んだ上で見た方が面白いし、何なら対抗となる平井卓也元デジタル相の流れ(ワニ動画の人とか)も踏まえておくと、より味わい深くなります。

無論、政治や選挙に興味のない人には1ミリも響かない映画だと思います。でもこの長いコロナ地獄を全国民は共有している訳で、それを良くも悪くも左右させているのは政治なので、何でこんな不自由を強いられているのかを確かめる映画としても有効だと思います。

前作は小川淳也という人物をクローズアップする内容だったので、公平さでは測れない、平井氏曰く「PR映画」と批判(当の平井氏は見たことないとの事)する節も、100歩譲って言えなくはないですが、今作についてはタイトル通り香川1区という選挙区の候補者を公平に扱うというテーマはまで取れます。

…がしかし、結局物語が進むうち、どうしても旧態依然の地盤にものをいう選挙戦で凌ごうとする平井氏の悪目立ちが過ぎていくので、善悪の対比がどんどん色濃くなっていきます。支援者何ら問題のない撮影を妨害するなど、滑稽さを越えて恐怖すら感じます。

私も公平中立を保つ心構えで、一方の肩入れをしないつもりで見てましたが、先の件も踏まえたうえで最終的な結果を見ると、速報で「小川淳也当確」の文字が出た時の選挙事務所の熱狂に、何故か貰い泣きせざるを得ませんでした…

単純に、「政治や選挙は誰のためにあるのか」を正しく見つめ直す機会として、面白い映画だとおもいます。
紺野薫

紺野薫の感想・評価

4.0
前作が「実りの春」なら、今作は「厳冬」だ。
小川淳也氏が当選したのは幸いだったが、それに至るまでの過程が殺伐としていた。

基本的には平井氏との対立構造が見えてくる訳だが、余裕だったはずの平井氏が、前作「なぜ君は」を「PR映画だ」と割と本気のテンションでこき下ろしていくのは露骨すぎて笑った。
よくあんな映像が撮れるよな·····と呆然とした。

とにかくすごい映像ばかり流れてくる、それを咀嚼する間もなく、なすすべもなく口に突っ込まれ続ける2時間40分。
私たちの見ている政治は、1枚皮を剥げばあんなのがうじゃうじゃあるのか。

あまりにもあからさまな「やばい情報」がポンポンでてくるので、語彙力と政治の知識が乏しい私は「やば」という感想しか生まれない。
逆に言えば、そんな私ですら「やばい」と思える情報が沢山出てきたということ。こちらで色々察していただきたい。

小川淳也氏が当選したあとの、娘さんのスピーチは泣けてしまう。
「なぜ君」の続編が早くも公開。ドキュメンタリーながらも2時間半があっという間でした。感動は前回以上でありました。

地盤看板カバンを有する平井卓也陣営が前回同様揺るぎない体制かと思いきや、今回は形勢逆転。
小川陣営の応援者が明らかにパワーアップ。陣営に老若男女のカラフルさ。
一方で大企業をバックにした平井陣営はダークスーツのオッサンばかり。
今後の政権選挙の戦いはこうしたダイバーシティの支援者の参加の多寡が選挙を大きく左右するのではと感じた。

平井元大臣もデジタル庁の立ち上げの忙殺や週刊誌からの糾弾などによるネガキャンを受けてお気の毒。
一方小川センセイも弱小野党のこの先の運営も苦難の道。

ドキュメンタリーだけど今回は点数つけました。第3弾が映画でお目にかかれることを是非期待します。
泣いた。。

私もちゃんと考えて知って、投票しようって思った。

これまで築かれてるおっきなものを変革することの難しさと、熱い思い、熱は時間はかかっても伝わることを教えてくれた。
横

横の感想・評価

4.5
前作より面白い展開多くて好き
自転車選挙活動のシーンは毎回モヤる
S

Sの感想・評価

4.1
今作も面白かった〜。
前作見ての遠方からの支持者とか、オシャレな政治活動をする新しい支持者とか、現代の政治が写ってた。

平井さんの辛さも見えたかな…。
せっかく新しい庁を作るというところで、求められる透明性さゆえに色んなものに労力を割かれて。
民主主義のコストってことか…。

いやー、政治ドキュメンタリーだから耐えようと思っても、どうしても娘のお父さんへの気持ちはグッと来てしまうな…。

うどん食べに行こ。
たけ

たけの感想・評価

2.7
内容は面白いのですが、カメラワークで酔ってしまいました。
乗り物酔いされる方は要注意です。
政治って面白いってボランテイア参加されているグループが取り上げられてましたが、こんなグループがたくさんできるといいな。
無関心ではなくて、選挙を権利として行使して欲しいな。
色々と感じるものはありましたが、偏るとあれなので控えておきます。一度鑑賞されることをお勧めします。
政治不信。それは自分にとっては「政治家不信」に尽きる。利益誘導や自己保身。賄賂や収賄。権力を利用した蓄財。口先だけの選挙公約に当選後は権威主義的な態度。選ばれての権力なのにいつの間にか自分が国を回してる風な傲慢さ。

報道をみればほとんどスキャンダルや不正ばかり。もちろん報道そのものがそういうものだと言えばそうかもしれないが、それにしても目を覆うような話ばかり。品行方正、誠実、正直などという子どもも分かるモラルからは程遠い。

実際に投票に行っても、信任したい候補者がいない。仕方なくパワーバランスを考えて野党に入れたりする。しかしこの野党も与党候補より明らかに見劣ることも多い。人間的にも似たりよったり。

投票しないことには政治には声が届かないのは分かるがコレはという候補者がいないのには閉口する。

そんな中では前作の「なぜ君は総理大臣になれないか」で小川淳也氏を知り、こんなにマトモで理想主義的な政治家もいるのかと驚愕した次第だが、そこに驚愕してしまうような政治環境により驚くべきだった。

政治と生活がいかに密接にリンクしているのかは、このコロナ禍で多くの国民のコンセンサスにはなったはず。今後の日本の政治は少しずつでも変化していくことを期待したい。

ところで作中、当選後の長女の言葉には絶句した。娘でさえも父の落選を見つづけて「正直モノはバカをみる」と感じていたとは・・。それくらい今の選挙は若いマトモな世代からみて大きくどこかズレた世界にあるのかもしれない。

日本では特に「政治」的な見解を述べたり、行動するのは「なんとなく」敬遠されてしまう。はっきり言えば怪しげな人種扱いになる。本作はそんな状況を少しでも変えるキッカケにはなるだろう。また政治を変えるには関心や興味がある人たちが増えない事には難しい。選挙に行く大人が少ない事は明らかに現行の体制や保守派には有利なのだ。より若い年代こそ観るべき作品だろう。
個人的には前作より好きです。
前作とは違い1つの選挙を追ってる事によって他の候補者にも少しフォーカスしてるのも良かったです。まぁ小川さん寄りになるのは仕方ないかなと思います。当選発表の時の支援者の対比は面白かったです。
こういった映画こそ若い人が見て選挙だったり政治の考えるきっかけになって欲しいです。
ちなみに僕が見た映画館では、ほとんど年配の人ばかりでした。
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